幸せになるための27のドレスという映画知っていますか?
これはブライズメイドに生きがいを見出す女性の物語なのですが、私はこの映画をきっかけにブライズメイドというものの存在を知りました。
この映画ラブコメの王道的な内容でとっても面白いんですけど、ブライズメイド自体を知らない当時の私にはいまいちピンとこない部分が多い内容でした。
この映画以外にもブライズメイドって海外の映画に頻繁に出てくるんですよね。
結婚式のシーンがあると、「あなたにブライズメイドをお願いしたいわ!」とか、「ブライズメイドを頼める友達が私にはいないの・・・」とか。
海外の花嫁にとってブライズメイドを選ぶことがかなり重要な手順なんだなって、その必死感から伝わるんです。でも、何故そんなに必死になるのかがいまいちわからない。
今回はそんな海外のブライズメイド文化をご紹介します!
▼ブライズメイドの中にも階級があった!全てを取り仕切るメイドオブオーナーの存在
▼ブライズメイドのお仕事は?
▼ブライズメイドって実際頼まれるとどうなの??
▼日本でも少しずつ増えている??ブライズメイドを頼む花嫁
▼まとめ
▼ブライズメイドの中にも階級があった!全てを取り仕切るメイドオブオーナーの存在
花嫁の隣に同じ衣装で立っている人たち。
こちらがブライズメイドです!
ブライズメイドは花嫁付添人を意味し、花嫁の未婚の友人・親族の中から選ばれます。
式の準備から式当日まで花嫁の準備を手伝う役割を担う人たちなのですが、その仕事の詳細を知るためにはまずブライズメイドのリーダーである、メイドオブオーナーの存在を知らなければいけません。
メイドオブオーナーはブライズメイドのリーダーです。
冒頭にご紹介した幸せになるための27のドレスの主人公はこのメイドオブオーナーだったんです。
メイドオブオーナーにはどんな人が選ばれる?
メイドオブオーナーには花嫁の1番親しい友人、または親族が選ばれます。既婚の方がメイドオブオーナーになる場合はマトロンオブオーナーと呼ばれます。
メイドオブオーナーには数々の仕事があるため、1度自分の結婚を経験しているマトロンオブオーナーは、花嫁に取って信頼を置ける存在になるため人気だそうです!
メイドオブオーナーのお仕事
メイドオブオーナーのお仕事をざっと箇条書きでご紹介します。
式当日までのお仕事
・結婚式の候補地を決める、下見に同行する
・招待状の準備
・装花の準備
・引き出物の準備
・ウェディングドレスとブライズメイドのドレス購入
・ブライズメイドやフラワーガールのフィッティングを式までに済ませる
・ハネムーンの準備
・ウェディングケーキのテースティングと注文
・ケータリング業者との打ち合わせに参加する
・席順を決める
・タイムテーブルを管理する
・ブライダルシャワーの企画と実行
※結婚式の3〜4週間前に、花嫁の友人と親族が集まって行われるパーティー。
一般的には女性だけが参加し新婚生活に必要なものをプレゼントとして持ち寄ります。
テーマやゲームを決めたり、招待状を作ったりと、準備は結婚式並に大変なようです。
・ブライダルシャワーでもらったプレゼントの管理
・リハーサルディナーへの同行
・式当日に花嫁がウェディングドレスを問題なく着れるように責任者になる
・ブライズメイドの仕事を割り振る
式当日
・花嫁がスケジュール通り動けるように管理する
・花婿と花嫁のメッセンジャーになる
※海外では結婚式の前に新婦の花嫁姿を見ると幸せになれないというジンクスがあり、新郎新婦が別々の部屋で支度するのが一般的なため。お互いの姿をはじめて見る儀式をファーストミートといいます。式当日のプログラムとして、支度を終えて会う時間をセレモニー的に儲けるか、ヴァージンロードではじめて会うかのどちらかでファーストミートが演出されます。
・カメラマンが到着しているかなどをチェックする
・式の間、花嫁のブーケを持つ
・スピーチをする
・立会人になる、結婚証明書にサインする
・ベストマンとファーストダンスに参加する
※花婿版のブライズメイドをグルームズマンと言います。その中のリーダーがベストマンです。
・花嫁の食事を手伝う
・花嫁のお手洗いなどを手伝う
・受け取ったプレゼントなどを安全な場所で保管する
メイドオブオーナーのお仕事はざっとこんな感じです。
ただ、ここに書いたようなことを全てメイドオブオーナーに頼むかは花嫁によりますし、ここには無いお仕事を頼まれる場合もあります。
仕事を羅列している途中から気がついていたんですが、メイドオブオーナーの仕事って日本ではウェディングプランナーと式場のスタッフがしてくれることなんですよね。
▼ブライズメイドのお仕事は?
メイドオブオーナーのお仕事を紹介しましたが、その中にブライズメイドの仕事を割り振るというものがありました。
花嫁から以来された仕事の中から、メイドオブオーナーがブライズメイドに対して手伝って欲しい仕事を頼みます。
花嫁>メイドオブオーナー>ブライズメイドという力関係です。
▼ブライズメイドって実際頼まれるとどうなの??
日本ではあまり広まっていないブライズメイドですが、帰国子女の知人に経験者がいたのでその貴重な意見を聞くことが出来ました。
・基本的には未婚の人がなるから、独身アピールをすることになってしまう。
20代のキラキラした女の子がするイメージがある。
・ブライズメイドを頼まれたことがあるが、30代だったので正直きつかった。
興味深い意見ですよね!
いつかインタビューをしてじっくりその時の経験を語って頂きたいと思います!
▼日本でも少しずつ増えている??ブライズメイドを頼む花嫁
海外の映画で多く取り上げられていることもあってか、日本でも少しずつですが結婚式にブライズメイドを頼む花嫁さんが増えているようです。
ただ、海外のように準備から任せる!というものではなく、結婚式当日にお揃いの衣装を着て横に立ってもらうということを重視した一種の演出的な要素が強いようです。
そんなブライズメイド演出をしたいなと考えている花嫁さんに、注意して欲しいポイントがあります。
・会場側にブライズメイドを立てられるかを確認する
衣装の持ち込みや、当日の控え室の準備などが出来るかなどの確認が必要です。
・頼む友人、花婿がブライズメイドを知っているかを確認する
海外のラブコメが大好きな私の中では、ブライズメイドって知っていて当たり前のことかと思っていたんですが、そうでもないんです。日本ではまだまだ知らない人がたくさんいる文化なんですよね。
頼む友人に確認するのはもちろんですが、花婿にも知っているかを確認しましょう!
・式当日、実際に何をして欲しいかをきちんと伝える
式当日にドレスアップし、花嫁の横に立つというのはかなり目立つポジションです。
何をしたらいいのか、あたふたしないようにしっかりと役割を割り振ってあげましょう!
▼まとめ
今回、ブライズメイドの役割を調べることからメイドオブオーナーという役割があることを知り、その仕事の多さには驚きました。
幸せになるための27のドレスは映画なので、ブライズメイドの役割というものをかなり誇張して描いているんだろうなと思っていたんですが、忠実に描いていたんですね。
映画の場合は、花嫁からほとんどの仕事を頼まれるパターンだと思います。
私もそうでしたが、式場のプランナーさんはほとんどの場合自分たちで決めることは出来ませんよね。
相性が合うかどうか賭けのような面も少なからずあります。
1番中の良い友人がその役割をもししてくれたら・・と考えると何でも頼みやすそうで良いかも!と思ってしまいますが、ウェディングプランナーさんがしてくれる仕事を知識の全く無い友人にごっそり頼むのはあまりにも非現実的ですよね。
そんな非現実的に思えてしまう仕事を当たり前にこなしてしまう海外の結婚式文化はすごいですね!
日本の式場にお任せ文化と違う海外の結婚式文化をこれからもいろいろとご紹介していきたいと思います!
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