結婚式の前に必ず行わなければならない儀式がお互いの両親が会う場を設けることです。
顔合わせ=結納 なのか、そもそも結納って何なのか・・・・
今回は結納と顔合わせ(食事会)について、私の母の結納失敗談や私の顔合わせ失敗談をまじえながらご紹介していきます!
▼結納ってなに? ~母から聞いていた結納でのお金トラブル~
▼面倒くさい結納なんてしない!顔合わせという選択~私達の顔合わせ失敗談~
▼まとめ
▼結納ってなに? ~母から聞いていた結納でのお金トラブル~
結納にはお金が関わってくる。だから結納はしない!と私は小さい頃から決めていました。
それは母から小さい頃に散々結納に関するお金トラブルを聞かされていたからなんです。
私の母は福島出身で、父は東京出身です。
結婚するにあたり母は父の性となり、東京へ嫁ぐことになりました。
大学から東京に出てきた母でしたが、私のおばあちゃんとおじいちゃんである両親は母が福島に帰り、福島の人と結婚することを望んでいたそうです。
なので、母の結婚には全く良い印象を持っていなかったんですね。そんな中で結納が行われました。
何が起こったかというと金銭トラブルです。
父側が結納金として持ってきたお金が20万円。その額に母側は激怒したんです。
うちの娘はこんなに安くないと。
初めての顔合わせで大喧嘩の勃発。
母側は結納金を受け取らず、なんと両親が2人共結婚式に出席しないという結果になりました。
そして、結婚式に出席した父の母親の指輪には大きな宝石の指輪がはめられていたそうです・・・結納金は指輪へと姿を変えてしまったんですね。
両親が結婚式に出席しないってかなりおもしろい結果ですよね・・・こんな経験があったため、母は結納なんてしなくて良いのよ教育を私にしたんです。
お金が関わってくる結納ってそもそも何なんでしょうか・・・?
結納とは
両家が親類となって「結」びついたことを祝い、贈り物を「納」め合う。結んで納めるという字の通りの意味なんです。
結納が完了すると「結婚をします」という約束を公に交わしたことになります。
一般的には、結婚式の3~6ヶ月前に行います。六輝(六曜)の中で大安や友引といった日の午前中に行うのが良いとされています。
結納の流れってすごい面倒なんです。
男性側の父親の「○○様と息子の○○との縁談をご承諾くださいまして感謝申し上げます。
これより結納の儀をとり行わせていただきます。」という挨拶に始まり、目録に目を通し、結納品を受け取り、受書を渡し・・・・・もう完全に儀式ですね。
結納の歴史は1,400年前の仁徳天皇の時代にまで遡ります。
そういった歴史の流れを汲んでいるものなので、お堅い儀式になってしまうのは仕方がないのでしょう。
結納パック
手順を全部書くことも面倒くさくなってしまうような結納なのですが、今は結納パックというものが存在するんです。
結納会場・食事・結納品・席順や式次第・口上などをサポートしてくれる「介添え人」などがセットになっています。
マナーなど難しいことが多いので、プロのサポートが入るのは安心ですよね。
難点は少し値が張るという所。当人とご両親の6人で行う場合は15万円~20万円かかります。
結納金は別途なので、結納自体でかなりのお金がかかってしまうことになります。
しかし、結納を自分たちだけで行うって想像するだけでかなり大変です。
上手くいくとも到底考えられません。
お金の余裕があるならプロのお力を借りて、完璧な結納を実現するのも良いかもしれません。
結納金の相場は?
母の結納で大きな問題になったお金のお話しなのですが、結納金を渡す意味というのは両家の間で金品を取り交わし、婚約を確かなものにするということなんです。
なので、結納金の値段を娘の価値と考えてしまった私のおじいちゃんの考えは間違った考えなんですよ。
結納金を貰うだけでなく、結納返しとして娘側もお金を返す訳ですから。
母の場合は20万円という金額が悲劇を生んだのですが、結納金の相場をご紹介します。
一般的な金額としては、100万円が50~60%、50~100万円が25%ほど、150万円以上も10%程度見受けられます。
100万円、200万円といったきりのよい金額か、 50万円、70万円などの奇数にするのが一般的です。
この考え方はご祝儀と一緒ですね。
また、80万円も末広がりとなり縁起がよく感じられます。
そして、結納金を貰った側は結納返しとして一般的には結納金の1割をかえします。
関東では半返しとして結納金の半額を返す場合もあります。
私の最近結婚した友人も、義理のお兄さんもきちんと結納をしていました。
私自身は結納するな教育を受けていたので、結納をしない方が当たり前かと思っていたんですが、身近な人が2人もきちんと結納をしているとなるとそうでも無いのかなと・・・。
結婚をするんだ、家族が増えるんだというけじめを付ける、自覚を持つためには必要な儀式なのでしょう!
▼面倒くさい結納なんてしない!顔合わせという選択 ~私達の顔合わせ失敗談~
結納についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?結納は面倒くさいんです!お金も関わってくることですし、今は結納をしないというカップルも増えています。
そこで変わりに行うのが顔合わせ。簡単に言ってしまえば両家揃っての食事会ですね。
時間は2時間から3時間くらいが一般的です。
お店選び ~京料理フレンチを選んだ失敗~
顔合わせ・食事会には「こうしなくてはならない」という決まりは特にありません。
両家の雰囲気なども配慮して、お店のチョイスなどをしてみましょう。
結納よりは断然カジュアルな会ですが、初めてお互いの両親が会う場なのでレストランなどでも個室を予約する方がほとんどです。
”顔合わせ レストラン”と検索すれば個室のお店がたくさん出てきます。
ぐるなびでは、そういった個室レストランを検索できるぐるなびウェディングなんてサイトまであるんです!
私たちも一般的な流れと同じ用に個室のお店を中心にネットで探しました。
私の親が家で仕事をしている関係もあり、実家の駅がある周辺で個室があるお店を予約したのですが、お店選びを間違ったと今では思っています。
お部屋は完全個室だったので顔合わせの場としては100点でした。
ただ料理の内容が・・・京料理とフレンチの融合というコンセプトのレストランだったのですが、豆腐やらがフレンチと融合した不思議なお料理が次々と出てきて、はっきり言っておいしくなかったんです・・・
せっかく仙台から旦那さんのご両親が出てきてくれたのに、あの不思議なお料理が出るレストランをチョイスしてしまったのは失敗でした。
服装 ~父の判断を信じた失敗~
服装は会場の雰囲気に合わせ、なおかつ双方で格を揃えることが大切です。
一方の家がフォーマルな服装で、もう一方の家はカジュアルな服装であったりと、両家の間でバランスが偏ってしまうと少し気まずくなってしまいます。
この服装の面でも私たちは失敗しました。
スーツなど堅苦しい服装はやめましょうと事前に話しは付いていたのです。
なのに私の父が、そうは言っても父親はジャケットを着てくるものだと言い張りスーツを着ていってしまったのです。父親の予想に反し、旦那さん側のお父さんはカジュアルな服装でした。
だってスーツは着ないって話は付いてたんですから。悪いのは私の父です。
お土産 ~当日購入で起こった失敗~
この日の為に集まって頂いた感謝を込めて、手土産は必ず準備しましょう。
金額の差が生じないようにあらかじめ予算を決めておくことも大切です。
手土産の内容としては、地元の銘菓や果物の詰め合わせなどが一般的です。
お土産は必ず事前に用意する事が大事です。
私の親はお店に行く途中に有名なお菓子屋さんがあるからと、当日にお土産を購入したんですが、予想に反してお菓子屋さんが混んでいたんです!
謎の大量注文が入ったらしく、3人いる店員さんのうち2人は大量注文のラッピングに追われ、レジを担当している店員さんがヘルプお願いしますと何度言っても無視。
私達の前には3人ほどお会計待ちの方がいたのですが、その1人1人が混んでるのを分かっていながらお会計時に商品の説明などをいちいち求める。
という最悪な状態のお菓子屋さんによりによって顔合わせの日に入ってしまったんです。
やっとの思いでお菓子を手にしてレストランに向ったのですが、お菓子の購入で大幅に時間をロスしているのにもかかわらず道に迷い、待ち合わせ時間に遅れました・・・。
ポイントは押えましょう ~ノープランがもたらした悲劇~
ただの食事会だからといってご両親を会わせて、ただ食事を食べるだけで終わってはダメなんです。
お互いの家族紹介・結婚式の予定・集まってくれたことへの感謝を伝えるなど押えるべきポイントは必ずおさえましょう。
食事が始まる前に、乾杯の挨拶を行うのも、セレモニー感が高まる効果的な演出です。
ここが私達の最大の失敗ポイントでした。私達の顔合わせは完全なノープランだったんです。
私の母親がかなりおしゃべりなので、両親会わせてしまえば勝手に話が進むと思っていたんですが、実際は全く会話が生まれないという大惨事でした。
沈黙に耐えかねて旦那さんのお父さんがぽつぽつ質問を投げてくれたりで多少会話があった場面もあったんですが、ほぼ黙って料理を食べるという最悪の空気。
沈黙に耐えかねた私は「せっかく仙台からご両親来てもらってさ、こういう場を設けたんだからさ、何か言うことないの?」と旦那さんに問いかけました。
前日に友人に会って、友人の両家顔合わせエピソードを聞いていたんです。
「ご飯食べるだけだったけど、一応旦那さんから本日はお集まり頂き・・・・」みたいなことは言ってもらったよと。これだ!と思ったんです。
ご両親のいる前で旦那さんに文句を言うみたいな行動を起こすにはかなり勇気がいりましたが、結局そこから「改めてにはなりますが何日に婚姻届を出して結婚します」みたいな挨拶をして、結婚式はどうするつもりなの?みたいな話で一応盛り上がることが出来ました。
カジュアルな食事会だからと言ってノープランは絶対にダメです。なんとなくで良いので、段取りを考えておきましょう。
費用分担を決める ~引かない母同士の冷戦~
どちらの親が費用を負担するのか揉めそうな問題ですが、最近は親を招待するという形で本人ふたりが食事代を負担するケースが増えています。
食事代の面では私達の場合少しもめました。
仙台から来ていただくのだから、こちらで負担すると言い張る私のお母さんと、娘さん側に払って頂く訳にはいかないと言い張る旦那さん側のお母さん。
どちらも引かなかったので結局私達が支払うことにしました。
▼まとめ
駆け落ちで結婚を決めるなどの特殊ケースでない限り、お互いの両親が会う場を設けることは必ず必要になることですよね。
結納形式でがっちり進めるのか、顔合わせ形式でカジュアルに進めるのか、ここは自分たちだけで決めるのではなく親の意見を聞くことが大事です。
最近では顔合わせの場で結納金を渡すというケースもあるようです。
親の意向を聞きどのような形にするかを決め、もし顔合わせスタイルにするとなった場合でも、気を抜かずしっかり段取りを考えてその日を迎えて下さい!
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