DEPO LABO WEDDINGというウエディングの映像ブランドを立ち上げるまでにも、沢山の新郎新婦と接してきました。
映像ディレクターとして、撮影で結婚式に立ち会うたびに、やっぱり結婚はいいものだなと思います。
そんな私はいまだ独身です。
そこが、ウエディングの映像ブランドをやっている上で、コンプレックスになっているのですが、この際せっかくなので、結婚とはどういうものなのか、向き合いたいと思います。
そんな時頼りになるのは、周囲の先輩カップルの声です。
周囲の意見を聞くと、「結婚はいい!」という意見もあれば、「結婚は大変だよ・・・」という意見もあります。
結婚には、良い部分も悪い部分もあるのはわかります。
では、具体的にどんなメリットがあって、どんなデメリットがあるのでしょうか?
そんなふうに「本当に結婚はいいものなのか?」とお考えの方がたくさんいらっしゃると思います。
そんな経緯で、先輩カップルの声を参考に、結婚のメリットとデメリットを徹底検証します。
目次
▼この6つが結婚をするメリットだ!
▼結婚の山場!乗り越えるべき4つのデメリット!
▼知っていて損はない、結婚にかかるお金のこと
この6つが結婚をするメリットだ!
(1)最愛の人とずっと一緒にいられる
これこそが結婚の最大かつ最高の幸福であるはずです。
1日の始まりと終わりを、愛しい人と迎えることのできる喜びは計り知れません。
生活環境にもよりますが、毎日顔を見て、健康状態や勤務状況をお互いに確かめることができます。
「今何してるの?」「どこにいるの?」という心配性な、彼氏・彼女時代の束縛からも解放されることでしょう。
恋人時代は、忙しさのあまり、時間を作れず会えないことが原因で勃発するケンカも多かったはずです。
しかし、ひとたび結婚すれば、毎日同じ空間にいれるわけです。
そうすれば、ふたりの関係は安定し、良好なものとなります。
(2)頼れる存在がいる
突然の風邪、どうすることもできず、布団の上で、ただ時が過ぎるのを待つしかなかった独身時代。
孤独ですね。
しかし、結婚をしていれば愛しき妻が薬を用意し、お粥を作り、あったか清潔な毛布を用意してくれます。
病気の自分を心配してくれる存在がいることの有難さと、妻の優しさが、弱った体に染み渡ります。
間違いなく幸せを実感することでしょう。
病気の時だけではありません。
財布をなくしたり、仕事でミスをしたときなど、必ずや襲ってくるピンチの場面で協力してくれる味方が常にいるのは、心強いはずです。
(3)周りからの評価が上がる
未婚率が高くなった現代でもなお、結婚していないことへの偏見はゼロではありません。
結婚が出世の条件になる会社も未だにあるのだとか。
結婚していることで、相手に安心感や信頼感を与えるのでしょう。
それは、仕事を続けていくうえでも、大きなメリットといえます。
中には、「結婚する前よりも、結婚した後のほうがモテる」という体験談もあるほどです。
家庭を持つ人に、包容力を感じる方が多いのかもしれませんね。
(4)食生活が改善される
独身時代は、不規則な時間にデスクでコンビニ弁当をかき込み、夜は付合いで飲み歩く、なんてことも多いはず。
働き盛りのビジネスマンの食生活は、健康的というには程遠いものがあります。
しかし結婚すれば、栄養バランスが整った献立が食卓に並び、食生活は大幅に改善されることでしょう。
外食に飽き飽きした舌は、家庭料理の美味しさにめざめ、毎晩家で食事をすれば出費も減って一石二鳥!
実際に、結婚してから奥様の手料理のおかげで、見違えるほど体系がスリムになった友人もいます。
30歳を越えると、予期しない体の変化に気づいてくるという声が、周りで飛び交っています。
いつまでも若いわけではないので、そろそろ健康に気をつけたいという方にとっては、重要なポイントになるはずです。
(5)無駄な出費をしなくなる(できなくなる)
夜の飲み代って意外と高い!
前述した通り、食事を家でとるようになれば、確実に食費が激減します。
独身時代は高いレストランやホテルでしていたデートをして、かなり出費していたという方もいます。
しかし、2人の愛の巣を構えたなら、頻繁にお金をかけたデートをする可能性は減り、家でゆっくり過ごす機会も増えて出費は減ることでしょう。
家賃や光熱費も、2人がそれぞれ1人暮らしをしていた時に比べ、2倍ではなく1.5倍くらいには抑えられます。
その結果、計画的に無理せず貯金ができるのは大きな魅力です。
そのコツコツと貯めた貯金を将来のマイホーム資金に投資すれば、ふたりの夢はふくらみます。
(6)子どもを持つことができる
このために結婚するという人も、多いのではないでしょうか?
やはり私自信、自分の遺伝子を受継ぐ子どもに会ってみたいものです。
鉄仮面みたいな仕事人間だった友人や、子どもなんか別に興味ないという感じの友人すら、子どもができた途端にデレデレになっている衝撃映像を目の当たりにしてきました。
やはり、自分の子どもというのは無条件に可愛いものなのです。
自分を必要としてくれる存在を得ることで、自分自身の内面が変わる可能性が非常に高いです。
そんな未知との遭遇への期待感が高まります。
自分のためだけにがんばり続けるのもモチベーションが続かないものです。
自分以外の誰かのために生きる人生も悪くないと思えるのではないでしょうか。
子どもの成長はもちろん嬉しいものですし、成人すれば、今度は親である自分を支えてくれる存在にもなることでしょう。
結婚の山場!乗り越えるべき4つのデメリット!
(1)自由時間が減る
気ままな一人暮らしと違って、いつも隣に結婚相手がいるので、常に自分のペースで、というわけにはいきません。
最低限、相手への気遣いが必要で、テレビ一つをとってみても、自分の好きな番組ばかり観るわけにはいかないのです。
家族や親戚付き合いも増えます。
ゆっくりしたい週末に義理の両親が遊びに来て、最初のうちは気疲れすることでしょう。
ましてや子どもがいたら、食事、風呂、寝かしつけなど、ずーっと子ども最優先のスケジュールになります。
自分の時間がなくなることを、覚悟したほうがよさそうです。
(2)養育費が高い
先ほど挙げたメリットの中に、夫婦の余計な出費が減るというものがありましたが、子どもができれば話は変わってきます。
単純に人数が増えるので、衣食はもちろん、手狭になれば引っ越しもしなければならず、お金がかかります。
さらに成長につれ、学校、習い事、受験といった教育にかかる費用も増加します。
当然独身時代にしていたようなプチ贅沢はできません。
ブランドものだったセーターがユニクロに替わります。
以前のように、自分の為にコストを掛けることが難しい生活が待っている可能性が高いです。
また、夫婦共働きで子どもを育てるとなると、家事やお迎えのサポートが必要になります。
家政婦や預かり保育など意外な出費もかさんできます。
稼いでも稼いでも出ていくお金の多さに、愕然とする姿を想像してしまいます。
(3)名字が変わるといろいろ面倒
女性の多くは結婚によって名字が変わります。
私ももし婿養子に入れば名字が変わります。
これがなかなか大変なのです。
まず、仕事に支障が出ます。
新しい名字が周知されるのには時間がかかるので、電話の取り次ぎ一つとっても混乱を招きます。
名刺を刷り直し、メールの署名も全て変更する必要があります。
さらに面倒なのが管轄官庁への届け出です。
氏名の変更に伴い、保険証、銀行、クレジットカード、携帯電話の契約者など、あらゆるライフラインの名義を変更しなければなりません。
妻を夫の扶養に入れる場合には、役所での届け出が必要になります。
役所が受け付けてくれる時間は、平日9時〜17時までというビジネスマンにとって一番忙しい時間帯・・・。
ただでさえ忙しいのに、この作業をやりぬくのは、なかなか大変です。
(4)煩わしい付き合いが増える
独身時代は好きな相手とだけ交流していればよいですが、結婚するとそうはいきません。
まず、親戚が増えます。
お盆や年末年始には帰省し、寝食を共にします。
さらにマンションの理事会や、子どもができれば学校、PTA、地域コミュニティ、習い事など。
地域や社会に根付いて生きていくための交流は避けられません。
1人では出会うことのない人種とのコミュニケーションは、初めてのことに直面することも多く、ストレスを感じることも多いでしょう。
知っていて損はない、結婚にかかるお金のこと
(1)結婚にかかる費用は?
婚約から新婚旅行までの費用は、全国平均でなんと421.3万円もするそうです。
(挙式・披露宴費用359.7万円+新婚旅行費用61.6万円)
結婚を真剣に考えるのであれば、ある程度の貯金は必要になりです。
しかし、貯金がないからといって諦める必要はありません。
結婚式における新郎新婦の大きな味方、「ご祝儀」があるからです。
このご祝儀が全国平均232.3万円。
ちなみに2人の結婚貯金額は平均309.2万円とのことです。
ご祝儀があることを考えると、壮大なイメージを持っていた結婚式が、より現実的なものになってきますね。
(2)新生活にかかる費用は?
2人暮らしを始めるにあたって家具やインテリア、家電製品を新調する必要があります。
ダイニングテーブルセットや大きめのベッド、冷蔵庫のサイズアップなどがそれにあたります。
その費用の平均は78.1万円。
結婚式が終わったからといって、大きな出費がなくなるわけではないようです。
(3)子どもの教育にかかる費用は?
文部科学省の「平成24年度 子供の学習費調査」と、日本学生支援機構の「平成24年度 学生生活調査」を見ると、子どもの教育費にかかる費用がわかります。
幼稚園から大学まで、全て公立の場合は769万円、全て私立ならば2205万円かかる計算になるようです。
公立と私立で、こんなに差額があるものなんですね!(私立を通わせてくれた両親に感謝・・・。)
子どもにお金がかかるとは聞いていたものの、こんな高額を目の当たりにすると萎縮しますね。
しかし、安心してください。
この高額費用は、およそ20年にわたって分割で支払っていくものなので、そう考えると、現実味を帯びてきます。
子を持つ親になることは、経済的な責任と覚悟が伴うのだと、身に沁みますね。
出典:(1)親ごころゼクシィ (2)ゼクシィ (3)PRESIDENTonline
まとめ
やはり結婚をする上で乗り越えるべき大きな山は、経済的な余裕をいかに作ることができるかだということがわかりました。
そこを乗り越えることができれば、損得では言い表せない、愛情や安らぎを手に入れられるのでしょう。
結婚するからには、自分の家族やパートナーの家族への責任も生じるので、精神的な覚悟も必要そうです。
記事をまとめながら、私自身とても勉強になりました。
結婚に対して漠然としたイメージを持っていた方にとって、ご参考になれば幸いです。
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