人生の晴れ舞台である結婚式。新郎新婦が輝く瞬間であり、家族や友人に感謝の気持ちを伝える場面であり、両家の家族がつながる節目でもある、大イベントです。
そんな結婚式をどこで挙げるのか、式場のセレクトは非常に重要です。
「結婚式場は選択肢が多くて迷う!」と悩んでいる方の為に、先輩新郎新婦が経験した失敗エピソードを交え、式場を選ぶ際に、どんなことに注意をして、どんな対策を立てるべきかをご紹介します。
目次
▼失敗A/結婚式の目的とマッチしていない式場を選んでしまった・・・
▼対策A/式場を選ぶ大前提として、何を重視すべきなのかをハッキリさせる!
▼失敗B/持ち込み(外部発注)がNGの式場だった・・・
▼対策B/持ち込みに関する制約の確認は、なるべく早いタイミングに!
▼失敗C/持ち込み料金がめちゃくちゃ高かった・・・
▼対策C/持ち込み料を抑えるためには、見積もりの段階で交渉すること!
▼失敗D/おもてなしの料理に潜む落とし穴に気づかなかった・・・
▼対策D/アレルギー等に配慮した柔軟な対応ができるかを確認!
▼失敗E/プランナーさんの対応が最悪だった・・・
▼対策E/プランナーの変更は可能かを事前に確認!
▼失敗F/式場までのアクセスが悪く、お金もかかってゲストからも不評だった・・・
▼対策F/ゲストが式場まで移動する姿を想像しながら下見をする!
▼失敗G/事前に思い描いていた式場のイメージと全然違う・・・
▼対策G/式場の広告写真や雰囲気に惑わされないように!
▼失敗H/流行りのウエディングがこんなに大変だとは・・・
▼対策H/自分たちのウエディングスタイルのメリットとデメリットを熟知する!
失敗A/自分たちの結婚式とマッチしていない式場を選んでしまった・・・
新郎新婦ふたりとも、実家は地方で、いまの生活の拠点は東京です。せっかく結婚式を挙げるなら、オシャレなゲストハウスを貸し切りたいと思っていました。
多少のアクセスの悪さはあるけど、理想のゲストハウスがあったので、そこで結婚式を挙げることにしました。
しかし、終わってみれば、遠方から来た友人や家族から、「空港からも駅からも遠いし、おまけに宿泊施設にも行きづらくて大変だった」と不評を買ってしまいました。
対策A/式場を選ぶ大前提として、何を重視すべきなのかをハッキリさせる!
結婚式と一言で言っても、様々なタイプの結婚式があります。
そのタイプによって、何を重視するポイントが変わってくるので、重視したい部分とマッチする結婚式場を選ぶことが大切です。
例として、主な結婚式場の種類をご紹介します。
- チャペルや披露宴会場がある「ホテル」
- 結婚式を挙げるために作られた「専門式場」
- 1.5次会のような結婚式を挙げる「レストラン」
- 一軒家を貸し切るオシャレな「ゲストハウス」
- スマ婚のような低コストで結婚式を挙げる「レンタル会場」
- アウトドアウエディングを挙げる「キャンプ場」
- ハワイなどで人気の「海外の結婚式場」
この様に、様々なタイプの結婚式場があるなかで、自分たちが重視すべきポイントとマッチしない会場を選んでしまうと、大変なことになってしまいます。
結婚式を挙げるうえで、重視すべきポイントは、
- アクセスのよさ
- 料理のクオリティ
- コスト面
- 自分たちの理想の形
などが挙げられます。
自分たちの場合は、どういったことを重視すべきなのかをハッキリさせることが、結婚式場を選ぶうえで必要不可欠なのです。
失敗B/持ち込み(外部発注)がNGの式場だった・・・
パティシエである親友にウエディングケーキを作ってもらうことを、結婚を考える前から約束していました。
結婚式場を選んで、契約も済ませたあと、担当のプランナーさんに親友手作りのウエディングケーキの話をすると、「提携業者以外の食品やサービスの持ち込みはNGなんです」とキッパリ断られてしまいました。
ウエディングケーキをその親友に作ってもらうことが、個人的に夢でもあったのでとてもショックでした。
対策B/持ち込みに関する制約の確認は、なるべく早いタイミングに!
式場によっては、提携業者以外への外部発注を禁止して、持ち込みをNGとする会場があります。
希望する式場がどれだけの柔軟性を持って対応してくれるのか、どんな制約があるのかを、事前に確認することが大切です。
持ち込みに対して厳しい制約がある会場でも、契約前であれば、柔軟に対応してもらえる可能性もあるので、なるべく早いタイミングで、持ち込みに関する交渉を進めましょう。
失敗C/持ち込み料金がめちゃくちゃ高かった・・・
契約した結婚式場から、引き出物の持ち込み料が、一個につき500円かかると言われました。100人ほどのゲストがいるので、計算してみると持ち込み料だけで50000円も掛かるので、正直驚きました。
そのほかにも、絶対に撮ってもらいたいと思っていた外部業者のカメラマンにする場合でも、持ち込み料が掛かると言われ、さらに驚きました。
対策C/持ち込み料を抑えるためには、とにかく早い段階で交渉すること!
式場によって、持ち込み料が発生する場合としない場合があります。
どんな物にいくらの持ち込み料がかかるのかを、下見の段階で確認をするのがベストです。
持ち込み料をなるべくかけないで済ませるには、式場から見積もりをもらうまでに、なにを持ち込みたいのかを明確にすることが大切です。
そうすることで、契約前から、持ち込み料が発生しない契約になるように交渉を進めることができます。
契約後に、持ち込み料がかかることに初めて気づいた場合は、トータルの予算金額を伝えて、その他の項目との調整をしてもらえるように交渉を進めましょう。
失敗D/おもてなしの料理に潜む落とし穴に気づかなかった・・・
ゲストの方々に喜んでもらうために、とにかく料理にこだわり、フォアグラやカニなどを使用した高級フレンチをもてなすことにしました。
しかし、挙式が終わった後に友人から、「アレルギーで食べられないものばかりだったよ・・・」と言われ、とても残念な思いをしました。
対策D/アレルギー等に配慮した柔軟な対応ができるかを確認!
ゲストを喜ばせるために、料理にこだわりたい!という方がとても多いです。
そのなかで注意すべきなのは、ゲストや家族のアレルギーや嫌いなものがあるかを確かめることです。
招待状を返送してもらう際に、食事のNG項目も一緒に伝えてもらうことはもちろんですが、式場を下見する際に、参列者によって料理の変更が可能かを確認しましょう。
失敗E/プランナーさんの対応が最悪だった・・・
式場に下見に行ったときに対応してくれたスタッフの方に非常に好感を持ちました。ここのスタッフは、みなさん一生懸命に対応していただけると思ったのもあって、その式場に決めました。
てっきり、下見の時に顔なじみになったスタッフの方が担当してもらえると思っていたのですが、実際の担当プランナーさんは、初対面の新人のプランナーでした。
打ち合わせで、質問をしても「上の者に確認しないとわかりません」というばかりで、全然話が進まないし、フレンドリーで親しみやすいというよりかは、失礼に感じてしまう態度に不満を持っていました。
そんな対応に不安を覚えたので、責任者にプランナーの変更をお願いしたら、「あいにくプランナーの変更はできない」と断られてしまい、残念な思いをしました。
対策E/プランナーの変更は可能かを事前に確認!
式場スタッフの対応や態度に不満があると、結婚式の打ち合わせや準備に支障をきたしてしまうことがあります。下見の際のスタッフの印象が良くても、実際の担当者の印象は最悪、ということが起きてもおかしくはありません。
新郎新婦と一緒に結婚式を作り上げるプランナーさんは、とても大切なパートナーとなる存在なので、どうしても必要だと感じたときに、プランナーの変更が可能なのかを、下見の段階で確認できると安心です。
失敗F/式場までのアクセスが悪く、お金もかかってゲストからも不評だった・・・
私たちが選んだ結婚式場は、駅から遠かったのですが、シャトルバスを手配すればいいだろうと思っていました。
しかし、立地上シャトルバスが手配できないことが後になってわかり、タクシーを利用するしかなくなり、往復分のタクシー代がかさんで、思ったよりもお金がかかってしまいました。
しかも、式場までの道のりが砂利道になっていて、年配のゲストの方々から「足が痛くて大変だった」と言われてしまいました。
対策F/ゲストが式場まで移動する姿を想像しながら下見をする!
理想のウエディングの形を追い求めるあまり、多少なりともアクセスの良さを犠牲にしてしまうことがあります。
遠方からくるゲストの方への配慮はもちろんですが、空港や駅から式場までの道のりが、負担にならないかという配慮も必要です。
駅から式場までのルートと所要時間、遠い場合はシャトルバスが手配できるか、途中の道のりが険しくないか、など、ゲストの方が移動する姿を想像しながら、式場の下見を行いましょう。
分かりにくい場所にあるなら、招待状に最寄駅からのルートを示した見やすい地図を入れたり、足元が悪い道のりがあるなら、式場で着替えることを事前におすすめしたり、ゲストへの思いやりを忘れないことが大切です。
失敗G/事前に思い描いていた式場のイメージと全然違う・・・
ウエディングの雑誌に載っていた式場の広告写真が素敵だったので、下見に行ってみることにしました。
実際に式場は、緑が多い美しい場所で、季節の花が咲き乱れているお庭の池には白鳥がいて、本当に素敵だと思いました。
すぐに契約を進めたのですが、思わぬ誤算がありました。
挙式を挙げたのは冬場で、下見の時にみた美しい緑は色あせていて、花も全然咲いていませんでした。白鳥もいないし、天気も悪かったので、下見で見たときのお庭の印象と大違いだし、そこで撮った写真も微妙でした。
思い描いていたイメージと全然違う結婚式になってしまい残念です。
対策G/式場の広告写真や雰囲気に惑わされないように!
式場の雰囲気は、季節や天気によってガラッと変わります。
挙式を挙げる季節によって、だいたいの気温は予測できますが、天気に関してはその日にならないと、どうなるかわかりません。
式場のスタッフは季節や天気によって、どんな印象になるのかを熟知しているので、「もしこの時期の気温だったら」や、「もし雨が降ったら」というあらゆる状況を想定した、対策案や代替案をスタッフに確認することが大切です。
失敗H/流行りのウエディングがこんなに大変だとは・・・
以前出席した友達の結婚式は、一軒家を貸し切りにしたゲストハウスウエディングでした。
新郎新婦のオリジナリティが活かされたコーディネートや演出が素敵で、自分たちも結婚式を挙げるなら、こんな形で華やかなパーティにしたいなと思いました。
緑に囲まれたアウトドアウエディングにも憧れがあったので、大きな庭がある邸宅を貸し切って、屋外で行うイベントをたくさん用意しました。
しかし、遠方からのゲストが多く、宿泊施設や式場までの道のりで苦労をかけてしまい、挙句の果てには、当日はずっと雨が降っていて、屋外でのイベントの最中は足場が悪くなって、ドレスも汚れちゃうし、その場にいる全員ずぶ濡れになってしまって、こんなに大変なのかと気づかされました。
対策H/自分たちのウエディングスタイルのメリットとデメリットを熟知する!
近年流行している、ゲストハウスウエディングやアウトドアウエディングと、従来からおなじみのホテルでの結婚式には、それぞれ異なったメリットとデメリットがあります。
ゲストハウスウエディングや、アウトドアウエディングの場合は、自分たちのオリジナリティやこだわりを存分に生かして、結婚式をコーディネートできることが大きな魅力ですが、宿泊施設の手配や、会場までのわかりやすい地図を用意するなどの手間が必要があります。
また、ホテルでの結婚式の場合は、比較的アクセスが良い立地の場合が多く、宿泊施設を手配する手間も省けますが、ある程度形式に沿った形での結婚式になるので、存分に自分たちのオリジナリティを出したいという人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
なので、自分たちが満足できるために、友人や家族を喜ばせるためにも、選んだ式場のメリットとデメリットを熟知したうえで、結婚式の準備を進めましょう。
まとめ
主に、下見や予算面での準備段階でのトラブルや、挙式当日のトラブルにまつわる失敗エピソードを紹介いたしました。
いずれも、やはり事前の準備段階での対策が、トラブルを未然に防ぐ上で大切です。
先輩夫婦のリアルなエピソードから、後悔しない結婚式にするための準備のアイデアを吸収して、安心して挙式当日を迎えましょう!
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