【韓国の前撮り写真】話題!韓国のフォトウエディングのレベルが高すぎる9つの特徴

日本でもウエディングフォトの前撮り撮影がさかんに行われていますが、 お隣の韓国でも同様の撮影サービスがあります。

しかし! 撮影スタイルや演出方法、 ドレスやメイクのトレンド等が韓国ならではの独自路線を突っ走っています。 そんな韓国のフォトウエディングのスタイルが日本にも伝わり、 「可愛いすぎる!」と話題になっていて、 わざわざ韓国のフォトスタジオに出向く日本の新郎新婦もいるようです。

そんな韓国のフォトウエディングが、「可愛すぎる!」と言われる特徴を、 映像を作る側の視点から解説します!


目次

▼韓国のフォトウエディング事情

▼特徴1 ゴリゴリの演出が加えられたコマーシャルフォトのような世界観

▼特徴2 撮影スタジオのクオリティがめちゃくちゃ高い

▼特徴3 スタジオの天井がめちゃくちゃ高い

▼特徴4 めちゃくちゃ長いベールやトレーンをドラマティックに使う

▼特徴5 アンティーク家具やヨーロッパ感を演出したシチュエーションで撮る

▼特徴6 日本にはないウエディングドレスのトレンドがある

▼特徴7 韓国ならではのメイクのトレンド「オルチャンメイク」

▼特徴8 新婦を「可愛く」ではなく「かっこよく」撮る

▼特徴9 進化を続ける伝統衣装


韓国のフォトウエディング事情

韓国では、前撮りのウエディングフォト撮影のことを「リハーサル撮影」と呼んでいます。 そのリハーサル撮影では、日本と同様に、 屋外でのロケーション撮影をする場合と、スタジオ内で撮影する場合があります。

特に撮影スタジオが特徴的で、韓国ならではのセンスが光っていて、 こだわりが感じられるクオリティの高い空間が用意されています。

しかも、建物一棟全部が撮影用の空間としてコーディネートされていて、 1階から屋上まで、さまざまなシチュエーションが用意されていることが多いのです。 なので、 「短時間でたくさんのシチュエーションで撮影ができて、ドレスも着替えられる」 「しかも撮影のクオリティがめちゃくちゃ高い」 という満足度の高いサービスを展開しているのが、韓国のフォトウエディングが人気を集めている理由です。

アルバム・フレーム・デジタルデータ・ドレスレンタル (数着)・ヘアメイクがセットになったスタンダードなプランで、 15~20万ほどで提供されているようです。

実際に完成アルバムを見させてもらったことがあるのですが、 特にアルバムのクオリティの水準が高く、大きなサイズで装丁が革などを使用していたりと、 価格の割に本格的な仕様になっていて、 個人的には、お客さんにお得感を感じさせるんだ!という、サービス精神が溢れている印象を持ちました。


特徴1 ゴリゴリの演出が加えられたドラマテイストの世界観

1e908f0befc03b631a41662ade753d729ca686600326797001446368510-800x600 出典:Photorait/BRIDAL PHOTO STUDIO LUXE-スタジオ リュクス-

フォトウエディングの場合、大きく分けて 自然な表情を切り取ったナチュラルテイストの写真と、 ポーズや表情などの演出が加えられたドラマテイストの写真の、 どちらかの方向性のものが撮影されます。

韓国のフォトウエディングでは、 後者の、ゴリゴリのドラマテイストな世界観を描くことにかなり力を入れています。 ハッピー感をこれでもかと表現するポーズや表情だけの演出だけでなく、スタジオのインテリアや小物の配置を利用しつつも、 とても印象的な光の効果を使った表現をしています。

意図的な演出を付けずに自然な表情を狙った写真もありますが、 インテリアや光の力を最大限に引き出しているので、ファッション誌のようなスタイリッシュな写真に仕上がっています。

熟練したカメラマンが明確な表現意図を持って、新郎新婦をグイグイ引っ張っていくスタイルなので、 こんな姿で撮られるのは恥ずかしいと思っている余地は全くありません。 そんな強い個性を持った撮影スタイルは、韓国のフォトウエディングの大きな特徴です。


特徴2 撮影スタジオのクオリティがめちゃくちゃ高い

出典:Photorate/Zii Korea

 

カメラマンの腕が確かなだけでなく、撮影スタジオの作りそのものが異常にクオリティが高いのも大きな特徴です。 特筆すべきなのは、天井の高さです。

日本では、建築事情の都合なのか、 ここまで天井の高いスタジオで撮影することは珍しいですが、 韓国のフォトウエディングでは、スタジオの天井が高いことがひとつのステータスになっています。 天井が高くて、空間の広大さを感じさせる写真を撮ることが、むしろ当たり前というスタンスなのです。

天井が高い分、写真に写るスタジオセットが多くなるので、インテリアや装飾を施す手間やコストもかかるため、 細部まで手の込んだ丁寧なスタジオ作りをしているなあ!と感心してしまいます。

しかも、その装飾やインテリアのデザイン性がめちゃくちゃ高い! ただ壁紙を貼っておしまいという感じではなく、 木目調であれば、本物の木を使うなど、素材感やディティールを大事にしたインテリアが、 嘘っぽくない、リアルな世界観を作り上げています。

流行に左右されない普遍的な美しさを持ったデザイン性のインテリアなので、 もはや新郎新婦になにもポーズをしなくても、 シンプルに立っているだけでめちゃくちゃカッコよく成立する写真になる、なんてこともあります。

スタジオを建築する段階からこだわって、 細部まで手を抜かずにスタジオを一から作り上げる姿勢がクオリティの高い写真撮影に繋がっています。


特徴4 めちゃくちゃ長いベールやトレーンをドラマティックに使う

出典:Photorate/Zii Korea

新婦の全身を覆うほどの長さのベールを身に着けて撮影することが多いのも、特徴のひとつです。

広い空間を存分に活かしながら、 ベールが風になびいている表現や、 新郎新婦ふたりをベールが包み込んでいるような表現は、 ここまで長いベールがあって初めて出来る表現です。

日本でももちろん長いベールでの撮影はできますが、 ここまで積極的に長いべールを使うというのは、韓国のフォトウエディングならではといえます。

韓国のリアル花嫁さんは、実際の挙式でも長いベールを付けることを好む人が多いので、 こういった長いベールは韓国ウエディングのトレンドのひとつなのです。


特徴5 アンティーク家具やヨーロッパ感を演出したシチュエーションで撮る

d183a66b39fb431ef5e5fc05bc587b2b 出典:weddingritz.com
先ほど、「撮影スタジオのインテリアや小物が細部までこだわっていて、クオリティが高い!」 と書きましたが、 その撮影スタジオのテイストにも特徴があります。

ヴィンテージ感を感じさせる渋い木目調の壁や、 非常にデザイン性の高いアンティークテイストの小物や家具を使い、 ヨーロッパの建築物のような風合いの空間のなかで撮影することが多いのです。

非現実的なファンシーさを漂わせながら、 オトナっぽいカチッとしたスタイリッシュさを出す風合いのテイストをふんだんに取り入れています。


特徴6 日本にはないウエディングドレスのトレンドがある

collage_fotor02 出典:気になる可愛さ**韓国のリアル花嫁さんの流行ウェディングドレスコーディネートを大分析!

韓国の花嫁さんは「王道」「クラシカル」なデザインのドレスを好んでセレクトすることが多いです。

キラキラしたビジューやレースを使いつつ、上身をコンパクトにまとめたり、 腰のボリューム部分が個性的なデザインになっていたりと、 日本のドレスのトレンドとは一味違うものがたくさんあります。

特に上身のデザインにレースを使ったものが多く、 半袖タイプやタンクトップ型でたくさんのビジューをちりばめて、 プリンセス感を演出することがひとつのトレンドになっています。

また、そういったプリンセス感のあるドレスが、 さきほど書いたアンティーク調の空間との相性がよく、 独特な写真の世界を作る相乗効果を生んでいるのです。


特徴7 韓国ならではのメイクのトレンド「オルチャンメイク」

compressed_238ff279-2e2a-4910-8be4-e2d70f8cd6a0 出典:美を追求する国♡韓国のウェディングフォトスタジオが乙女心を分かりすぎてる!

韓国ならではのメイク術のひとつに「オルチャンメイク」があります。

ちなみに「オルチャン」という言葉や、 美男・美女を表す俗語で、 顔を意味する「オルグル」と、「最高」を意味する「チャン」を組み合わせた言葉です。 日本でいうところの「イケメン」みたいな感じの言葉ですね。 どちらかというと、美人で綺麗な人というよりかは、 可愛らしく愛らしい美少女感漂う人のことを指すことが多いようです。

そんなオルチャンになれちゃうメイクは、具体的にこんな特徴があります。

  1. 目尻の「”く”の字型」アイライン
  2. ぷっくりした涙袋
  3. 太くて、角度の浅いフラット眉
  4. スッと通った鼻筋
  5. ややマットな、透明感のある陶器肌

なかでもいちばん印象的なのが、 くっきりと横長で大きな目にするための、「”く”の字型」のアイライン! そんなにくっきりさせちゃうと目元がきつい印象になるんじゃないの? と思ってしまいがちなのですが、 オルチャンメイクでは、濃いアイシャドウを使いません。 アイホール全体にほんわかと乗せる程度にとどめているので、 ほどよいバランスをとっているのです。

そんなオルチャンメイクは、ウエディングのなかにも取り入れられていて、 いかにも韓国美女!というような仕上がりにすることができます。

また、韓国の花嫁さんが選ぶ、王道のヘアスタイルは「アップヘア」です。 前髪をしっかり分けておでこを出して、 大人っぽく、気品あふれるすっきりとした印象にするのが特徴です。


特徴8 新婦を「可愛く」ではなく「かっこよく」撮る

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フォトウエディングのなかで、新婦ひとりの姿を撮影することもあります。

日本ではどちらかというと、可憐で可愛らしい印象で撮影することがありますが、 韓国のフォトウエィングでは、可愛らしい表現だけでなく、 シャープでカッコいい印象で撮影するというのが大きな特徴です。

韓国に行ったことがある方は、なんとなくわかるかもしれませんが、 韓国ってエネルギッシュな女性が多いんです。 そういう韓国の女性が持つパワーのようなものが、写真の表現の一つにつながっているのはとても興味深いですね。


特徴9 進化を続ける伝統衣装

70565d0bd37824aad5504b09a0383fd3 出典:weddingritz.com

日本でいうところの、和装の着物があるように、 韓国にもチマチョゴリなどの伝統衣装があります。

昔の伝統的な色づかいやシルエットのものがベースにありつつも、

現代のテイストに合わせたカワイらしい色使いや模様を取り入れて、

いまでも進化を遂げている伝統衣装を身にまとった撮影も、韓国ならではといえます。


いかがでしたでしょうか。

パッと見で「可愛い!」と思うなかに、実はここまでたくさんの理由と特徴があったのがおわかりいただけたでしょうか?

現地の韓国に行って、撮影もして、ドレスも作っちゃおう!という先輩花嫁さんもいますが、

なんと!

日本でも韓国スタイルのフォトウエディングの撮影を行っているスタジオがあるので、

一味違うウエディングフォトを残してみたい!という方は、探してみてくださいね。

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