【ハッピー別居】良い夫婦のまま別々に暮らすなら知っておきたい4つの事

「別居」という言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?

多くの方は、「別居」という言葉に、マイナスなイメージを抱くのではないでしょうか?

しかしながら、近年では、今までにはなかった新しい夫婦のスタイルがあります。

平日はお互いの自分の生活を送り、週末は夫婦で結婚生活を送る、「週末婚」というスタイルもあります。

また、夫婦別姓を名乗るために、あえて婚姻届けを出さない「事実婚」というスタイルを選ぶご夫婦もいます。

そんななか、シニア層を中心に、「ハッピー別居」というスタイルが築かれつつあります。

今回は、理想の「ハッピー別居」を実現する方法をご紹介します。


▼ハッピー別居ってなに?

▼ハッピー別居のメリットとデメリットとは?

▼ハッピー別居のデメリットとは?

▼ハッピー別居をうまく続けるためのポイントとは?


ハッピー別居ってなに?

ハッピー別居とは、夫婦それぞれが好きなコミュニティーに属し、お互いに居心地のいい環境づくりを行ったうえで別居をすることです。

注目すべきなのは、夫婦としていい関係性を保つことを目的とした別居であることです。

また、ハッピー別居は、離婚を回避するための別居ともいわれており、特にシニア層の夫婦が多く選択するスタイルのようです。

そんなシニア層の女性がハッピー別居に賛成する理由は、「この年になっても夫の世話はしたくない」というものが最も多いようです。

一方、シニア層の男性はというと、「妻の小言を聞くよりも好きな仲間たちと過ごした方が楽」というのが、最も多い賛成理由のようです。

お互いに我慢してきたものがあって、それぞれの言い分があるようです。

注目すべきなのは、決して離婚してから別居したいというものではなく、

夫婦関係は維持したまま、別々に暮らしたい

という想いが根底にあることなのです。


ハッピー別居がもたらす5つのメリット

「別居」と聞くとマイナスなイメージを抱きがちですが、なんと、5つもメリットがあります。

そのメリットについてひとつひとつ見ていきましょう。

 

①プライベートな自由時間を確保できる

一緒に生活を共にしていないので、お互いにプライベートな時間を確保することができます。

相手に気を遣うことなく、自由な時間を過ごすことができるのです。

お互いに、自分のやりたいことをやりたいタイミングで行うことで、心に余裕を作ることができます。

心に溜まったモヤモヤが発散されるので、一緒にいることが窮屈に思っていた心に変化が訪れることもあるでしょう。

一緒にいるときは、二人で居れることを、純粋な気持ちで楽しむことができるようになるのです。

②パートナーに新鮮な気持ちで接することができる

普段一緒に生活を共にしていないので、新鮮な気持ちで相手と接することができます。

一緒にいなかった間に、お互いどの様なことがあったのかを話すと、たまに会う時のトークの話題になります。

しかも、お互いが心から望んでいることに時間を使っているので、弾んだ気持ちで会話することができます。

そういったポジティブな気持ちで相手に接していると、自然と表情も明るくなってくるはずです。

そんな会話のなかに、些細なことでも、お互いに新しい発見があるかもしれません。

まさしく、恋人同士のような関係を、新しく作り上げることができるのです。

 

③友人との交友関係が豊かになる

プライベートな時間を確保することで、いままで泣く泣く断っていた友人との約束に、余裕を持って時間を作ることができます。

夫婦で共同生活を送るうえでは、相手に合わせてスケジュールを組み、時間配分をする必要が出てきます。

しかし、ハッピー別居をすることで、自由に時間を使えるようになります。

友人と、好きな時に好きなように交流をすることができるので、まるで独身時代のような豊かな交友関係を築くことができます。

そして、若い時とは違う、一味違った刺激にも出会うことになるでしょう。

 

④家事の負担が少なくなる

主婦の方、もしくは主夫の方にとっては、ハッピー別居をすることで、家事の負担が少なくなります。

ハッピー別居で別々に生活拠点を構えることで、パートナーの生活の面倒を見る必要がなく、家事の負担が軽減します。

また、パートナーに生活の面倒を見てもらっていた方にしてみれば、今までやってもらっていたことを自分でやる必要が出てきます。

そのなかで、今まで忘れてしまっていたパートナーへの感謝の気持ちがわき上がることもあるでしょう。

決して押しつけがましい形でなく、自分に対する感謝の気持ちを、パートナーに持ってもらうきっかけにもなるはずです。

 

⑤仕事に集中できる

仕事の時間と、家庭の時間をくっきり区切っていた方にとって、女性であっても男性であっても、仕事に集中することができます。

特に女性の場合、結婚というものは、仕事をする上で、キャリアが途切れる要因になります。

しかし、結婚後にハッピー別居をして、仕事に返り咲く場合は、キャリアが途切れる不安がないので、結婚前よりも仕事に専念することができます。


ハッピー別居に潜む3つのデメリット

自由な時間が増えることで、心の余裕が生まれ、お互いの存在価値を再認識するきっかけになりうるハッピー別居。

しかし、ハッピー別居を考えている方にとって、知っておいて損はない、乗り越えるべきデメリットをご紹介します。

 

①コミュニケーションが不足する

普段は一緒に生活を共にしていないので、ふたりで一緒に過ごす時間が少なくなるので、夫婦がコミュニケーションをとる時間が少なくなります。

そのコミュニケーション不足が原因で、お互いの意思の疎通がうまくいかなくなることがあるかもしれません

お互いの気持ちが理解できなくなってしまうと、新たなすれ違いを生み、お二人の関係性に溝ができてしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

②光熱費や家賃などの生活費が2倍になる

別居をするということは、ひとつの家庭が、生活の拠点を二つにすることです。

光熱費や家賃などの生活費が、単純計算で2倍かかってしまいます。

ハッピー別居をスタートさせる前に、お互いが経済的な不安を抱かないようにする準備が必要です。

 

③家族からの理解が得られない場合がある

ハッピー別居は、近年になって生まれた、今までにない新しい夫婦のスタイルであることを忘れてはなりません。

お二人にとっては、お互いが納得して気持ちよく生活を送るためのハッピー別居ですが、家族や友人からの理解を得られない場合があります。

特にお互いのご家族への気遣いを忘れてはいけません。

当面のハッピー別居をする期間を定めるなど、ご家族にとって納得できるような説得材料を用意するとよいでしょう。


ハッピー別居をうまく続ける為の3つの秘訣

これらのメリットとデメリットを踏まえて、どうすれば夫婦の関係を維持したままハッピー別居を続けることができるのか?

その秘訣に迫ります。

①毎日連絡を取り合う

離れて暮らしているからといっても、コミュニケーション不足にならないようにする努力を重ねることが大切です。

毎日電話やメール、LINEをするなど、夫婦間で連絡を取り合いましょう。

毎日連絡を取り合うことで、お互いを思う気持ちを維持できるので、信頼関係を保つことができます。

 

②二人のルールを作る

二人の将来について話し合った上で、お金や会う頻度についてなど、ある程度二人のルールを決めておきましょう。

二人だけのルールを決めておくことで、離れて暮らしていても夫婦として自覚することができるので、喧嘩の種も減ります。

 

③お互いの家に泊まりに行く

定期的にお互いの家に泊まりに行きましょう。

ハッピー別居生活を送るうえで、家事分担の状況が変わったので、パートナーの部屋が散らかり放題になっている、なんてこともあるかもしれません。

定期的にパートナーの生活状況を確認し、お互いの生活について知っておくことが大切です。


まとめ

ハッピー別居についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ハッピー別居をするうえで忘れてはいけないのは、その目的です。

「お互いがお互いの生活を尊重する事で、良い夫婦関係を保つため」に、という目的を忘れないことが重要です。

まだなかなか周囲の理解を得ることが難しいかもしれませんが、二人だけのルールを決めることが、周りからの理解につながることもあるはずです。

ぜひ、明るい未来の為、ハッピー別居を楽しむご参考になれば幸いです。

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